データサイエンス講座 ~分析し、考察したことを共有しながら深める~
先日、株式会社アクセンチュアさんによる、データサイエンス講座が行われました。
本校生徒は1年生1名、2年生10名が参加し、アクセンチュアさんからはサポート役として7名に来校していただきました。
授業は、①練習問題を踏まえた授業、②個人演習、③グループワーク④発表の流れを何度も繰り返しました。1時間目仮説の立案、2時間目検証方法の決定と中間発表、3時間目データの読み取りと施策の選択、4時間目最終発表と投票の構成で授業が実践されました。
遊園地の売り上げを伸ばすために、フード、イベント、商品の3チームに分かれ、シルバー層やファミリー層、学生、社会人それぞれを考慮しながら、遊園地全体としての売り上げを伸ばせるような施策を考えました。
事前に決めた班での役割分担を基に、前半はチーム内で活動を行いました。検証方法や選択理由を共有しながら、仮説を正しく検証するためにグラフをどう読み取ったのか、根拠を示すなど、意見を述べ合うことで、それぞれの考えを理解し、適切な選択ができるようになりました。
後半になると、そもそも、遊園地全体の利益を上げることが目的であるため、自分たちのチームだけではない、相乗的な増加を見通した取り組みには何が必要か、班同士での交流を行いました。
生徒の中には、「「文系だから」、「理系だから」といった考え方ではなく、そういったひとりひとりの意見を新たな視点として取り入れながら、みんなで考えていくことが楽しかった。」と、実感できた意見がありました。今回のデータサイエンス講座を通して、多くの生徒がデータサイエンスに興味を持ち、将来、予期せぬ事態に対してデータサイエンスを活用して課題解決に貢献してくれる生徒が増えることを期待しています。